事例紹介|親族間の調整が難航した相続を行政書士として支援したケース
2026/02/14
はじめに|相続は「手続き」より「人間関係」が難しい
相続のご相談では、
・手続きがわからない
・書類が集められない
・市役所や銀行などに行く暇がない
といったお悩み以上に、
親族間の意見調整が進まないケースが少なくありません。
今回は、所沢エリアで実際にあった
親族間の調整が難航した相続を行政書士として支援した事例を、
個人情報に配慮した形でご紹介します。
ご相談の概要
・被相続人 所沢市在住の高齢の親
・相続人 兄弟姉妹4人(別居)
・主な財産 実家不動産と預貯金
一見すると、
比較的シンプルな相続関係でした。
しかし、実際には遺産分割協議の話し合いが進まず、
相続手続きが長期間止まっている状態でした。
調整が難航していた理由
①実家を「残したい人」と「売却したい人」の意見の違い
・同居していた相続人 → 住み続けたい
・別居している相続人 → 公平に分けたいので売却をしたい
この意見の違いにより、遺産分割協議がまとまらない状態が続いていました。
②連絡頻度の低下による感情的対立
長期間話し合いが進まなかったことで、
・不信感
・お互いに連絡しても電話に出ない等、連絡をしない状態に
以上のように冷静な遺産分割協議ができない状況になっていました。
③相続手続きの全体像が共有されていない
・何を決めればよいのか
・どこまで進んでいるのか
というのが相続人間で共有されないので、不安や不信感があったようです。
行政書士として行ったサポート内容
①第三者の中立的立場での状況整理
まず、
・相続関係
・相続財産の内容
・各相続人の希望
を丁寧に整理して共有しました。
そうしたところ、自宅以外は皆さんの意見に相違がありませんでした。
③不動産の選択肢
・不動産を単独相続して、代償金を支払う
・売却して分配する方法
などがあると思いますが、住み続けたいと話していた方に、上記のような現実的な方法があることをお話ししたところ、相続人全員の意見がまとまりました。
③遺産分割協議書の作成
最終的にまとまった内容に関して
・遺産分割協議書の作成
・手続きの流れの整理
・作成した書類を各相続人に送付
円滑に相続手続きが進む状態を整えました。
サポートの結果
・相続人全員が遺産分割協議書に合意
・預金の解約手続きの代理
*窓口での解約手続き、銀行ごとの書類作成も代行しています。
・車の名義変更手続きの代理
*陸運局での名義変更手続きの代理、ナンバー付け替えなど
・不動産の手続きは提携の司法書士と連携
長時間止まっていた相続が、具体的に前に進む形になりました。
親族間調整が必要な相続っで大切なこと
・早い段階で手続き整理を行う必要がある
当事者だけでは、
・どういった手続きが必要かわからない
・親族間では連絡を取りづらく話が進まない
・不信感や誤解が生じてしまった
という状態でした
実際には兄弟間で仲が良くなかったりして、連絡を取りづらいという状態で相続内容にほとんど意見の相違がないという事が多いです。この件では相続人全員から「ありがとう」というお話しがありました。
このように親族間では連絡を取りたくないという案件は多いように思います。
*当事者間で話し合いもできないような案件は弁護士に調停や裁判を依頼をしましょう。
行政書士國分法務事務所からのひとこと
相続は、
法律や手続きだけでなく
ご家族の気持ちが深く関わる問題です。
所沢駅前の行政書士國分法務事務所では、
・相続関係の整理
・遺産分割協議書の作成
・銀行預金・証券会社の手続きの代理
・車の名義変更
・その他の相続の手続きを丸ごと代行しております。
相続の話し合いが進まないで困っている方も、どうぞご相談ください。